経済産業省主催の「ダイバーシティ経営推進研修」に登壇しました
経済産業省主催の企業研修に弊社代表の淺海が登壇しました。
2月6日に行われ、民間企業のDE&I戦略担当者や人事担当者、経済産業省の関係者など約40名にご参加をいただきました。
この研修は、外国人スタッフを雇用する企業が外国人、日本人双方にとって働きやすい環境作りを整備することを目指すものです。
外国人雇用のニーズが高まるなか、外国人スタッフの離職や文化の壁に悩む企業は少なくはありません。
今回の研修では、外国人スタッフの採用〜定着において重要なポイントをお話しました。
この記事では、研修の内容を一部レポートしたいと思います。
突然ですが、外国人スタッフの部下に「結婚式で母国に帰国するために、2〜3週間お休みしたいです」と言われたらどう返事をしますか。
「2〜3週間は長い」「困る」と考える人も多いかもしれません。
返事をする際は、「文化」「コミュニケーション」「職場環境」の3点に着目して考える必要があります。
一般的に自分や家族の結婚式で2〜3週間休む日本人は多くありません。一方、海外はどうでしょう。まず、外国人スタッフの母国では結婚式で文化的に長期間休むものかどうかを考えるという視点があると良いでしょう。
また、当然ですが「結婚式」といっても、自分の結婚式なのか家族、はたまた友人の結婚式なのかで扱いは変わってきます。誰の結婚式なのか、いつ行われるのかを、上司はコミュニケーションを取って確認するといいでしょう。また、実際の結婚式の日程が迫っていた場合、今後のために、長期の休みを取るときはいつまでに相談すべきか事前に伝えていたかを再度確認してみてください。
そして休暇制度について、相手がわかるように自社側が外国人材へ充分に説明できていたかをあたらめて考えてみましょう。さらに、こういった相談が気軽にできる職場環境なのかを見直すことも重要です。
上記でわかるように、外国人スタッフを雇用する際は採用〜定着まで経営、人事、現場が三位一体となってサポートする必要があります。
外国人、日本人双方がストレスなく働けていて、定着率が高い会社は、明確な外国人スタッフの採用基準を設けていたり、やさしい日本語で書かれた就業規則やマニュアルを用意していたりします。
企業でこういったシステム作りをするのは難しく、なかなか進まないのが現状です。
内定ブリッジでは、企業の事業内容や規模に合わせたオーダーメイドの支援をしています。
・外国人スタッフ向け研修…コミュニケーション研修、コンプライアンス研修、在留資格研修など
・日本人向け研修…コミュニケーション研修など
・やさしい日本語翻訳…業務マニュアル、就業規則、専門用語リスト、社内掲示などをわかりやすい日本語に翻訳
ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。