厚生労働省が外国人労働者の人事・労務に関する3つの支援ツールを作成しました
弊社代表 淺海一郎が、有識者を務めた厚生労働省「雇用管理に役立つ多言語用語集及び翻訳データの作成・普及事業に係る有識者研究会」の成果物がまとまり、公開されました。(厚生労働省プレスリリース)
企業の人事・労務に関する多言語による説明や、お困りごとの背景にある文化ギャップを埋めることに役立つ3つの支援ツールが利用できるようになっています。外国人雇用企業のご担当の方はぜひご活用ください。
詳細ページはこちら(厚労省HP内の専用ページに遷移します)
ツール①
外国人社員と働く職場の労務管理に使えるポイント・例文集
全9カテゴリーの、雇用管理で実際に想定される場面ごとに、
(1)事業主・人事担当者の方が、外国人社員に説明する前に読んで理解しておくとよいポイント
(2)実際に外国人の方にそのまま話したり見せたりして理解していただくことを目指した「やさしい日本語」による説明の例文や図表を紹介しています。
※9カテゴリー・・・1採用、2賃金、3労働時間及び休暇、4異動、退職及び解雇、5安全衛生及び災害補償、6ハラスメント、7退職金、8在留資格、9正社員以外の働き方 +企業の好事例
下記のような場面でご使用いただくことができます。
- 入社時の労働条件などの説明の際に一緒に読みながら説明
- 入社時のオリエンテーションで一斉に説明、質疑応答
- 個別に質問を受けた際に、該当のページを目次から探し、説明に活用
ツール②
雇用管理に役立つ多言語用語集
人事・労務の場面でよく使用する労働関係、社会保険関係の用語約420語について、やさしい日本語のほか9言語(英語、韓国語、中国語(簡・繁)、タガログ語、ベトナム語、ネパール語、ポルトガル語、スペイン語)により、定義・例文を検索できる用語集です。
エクセルファイルのほか、厚生労働省ウェブサイトにより、「カテゴリーから」又は「五十音順から」検索が可能です。
検索用サイトはこちら
下記のような場面でご使用いただくことができます。
- 事業主が、就業規則などを外国人労働者に説明する際、理解が難しそうな用語などを検索して、翻訳を提示
- 重要な用語の翻訳を就業規則等にコピー&ペーストすることによりオリジナルの外国人社員向け就業規則の作成
- 外国人社員本人が、人事・労務用語の入社前の学習や辞書として活用
ツール③
モデル就業規則のやさしい日本語版
こちらよりWordでダウンロードできますので、外国人社員向け就業規則のたたき台としてご活用ください。
2018年より内定ブリッジにジョイン、toBマーケティング、事業開発、業務オペレーション構築を担当しています。
会社によって外国人を雇用する理由は様々ですが、その全ての企業が「外国人を採用してよかった」と思えるように、また日本で働く外国人が「この会社に入って良かった」と思えるような支援をしていきたいと考えています。
コラムでは外国人雇用企業が役立つ情報を定期的に発信してまいります。